5月の東京レッスン~「Cranio+BowenTechnique」

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次回の東京 六本木でのレッスンは5月23日(金)~26日(月)に開催します!メインはクラニオセイクラルの施術ですが、ここ最近「BowenTechnique(ボゥエン-テクニック)」の配分を多くしました。

ボゥエン-テクニックはオーストラリアのトム・ボゥエン氏が開発したBODYトリートメントです。どうやって作ったのか詳しいことは不明で、アボリジニからシャーマニックな治療方法を教えてもらっただとか、戦争中の日本人捕虜から指圧を教わったなど、諸説いろいろあるようです。

なぜ詳細がわからないのかというと、ボゥエン氏が施術者として有名になっていた頃は糖尿病が悪化して車イスで生活していたこと。そして重度の難聴で話をすることが困難だったということでした。

カイロプラクティック出身のお弟子さんがいましたが、やはり会話がうまくできなかたため、最終的にボゥエン氏の手の使い方を見よう見まねで習得したんだそうです。

それでこの施術方法の最大の特徴なんですけど、体の各部への働きかけごとに施術者は部屋から出て行って、クライアントを数分間一人で放置することなんです。

なんだか電子レンジに入れてチーンするようなムード・・・変わってますよね。だから最初にちゃんと説明しておかないと「あの先生、私をほったらかしにして、どっかに行っちゃった!何なの、あの人?」とかなりかねません・・・

でもこの「放置」するという独特な空間が、体への不思議な作用をもたらすんです。

その原因は施術でおこなう指の操作にあります!これは鍼灸の経絡とは別物なんですけど、ボゥエン地図(マッピング)というのがあって正確にポイントが決められているんです。

それは非常に複雑なもので覚えるのにも一苦労なんですけど、全貌を知るとまるで魔法陣とか何かの神秘主義を思わせるんですよね。そこにアボリジの精霊が宿る・・・とか言っても、まんざら冗談でもないんです、これが!

一人に放置して人の目がなくなると精霊は働き始める・・・どうやら見られるのが嫌いなようです。

実はこれ、量子物理の有名な光子の実験に似ているんです。人が見ているときと見ていないときでは光子の動きが変わるんです。アインシュタインは当時、この現象がどうしても理解できなくて「君が見ているときだけ月が存在しているとでも言うのか?」とケチをつけたくらい不思議な事実なんです。

私たちの肉体は、極めると素粒子の集まりですから、本当はこんな不思議な現象も実はごく当たり前に起こっているんですよね。

施術中に私が部屋から出ていった空白の時間・・・さていったい何を体験するのでしょうか?クライアント本人だけのお楽しみの世界のようですよ。