札幌開拓時代の屯田兵

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昨日、用事で麻生駅に立ち寄ったんですけど、うっかり時間を間違えてしまい、かなり時間の空きがでてしまいました。1時間半の持て余し・・・さあどうしようか?

それでスマホ検索すると、新琴似神社というのが引っ掛かりました。麻生駅から歩いて10分くらいだし、知らない土地を歩くというは脳神経に、とっても良い刺激体験なんですよね。

新琴似神社、境内がきれいに掃除されていて拝殿も木を使った立派な御社です。ご祭神は伊勢神宮から分霊して天照大御神と豊受大神をお祀りしています。晴れていたので気持ちが良かったです。

参拝後にふと横を見ると、お隣に小さい木の小屋があります。行ってみると屯田兵の博物館。開拓時代に本部として使われていたのが、そのまま保存されています。

無料だし時間もまだあるから、ちょっと中に入ってみました。すると小さいながら、なかなか驚きの展示物がいっぱいあります。

中でも面白かったのがデスプレイでの電子漫画「屯田兵開拓物語」でした。私も生まれは札幌ですから、一応は屯田兵くらいは小学校でも習いましたが、やはり詳しいことは知らない。

最初に札幌入りしたのは福岡と熊本の人が多かったんですね。それで物語はまさしく絶望体験・・・ダマされてやって来た不運の800人、人生を棒にふってしまった哀れな人たちの涙の物語でした。今日、私が札幌に快適に住んでいられるのも、この方たちの苦労があったからなんですねえ。

持て余しの時間としては、たいへん満足なお立ち寄りになりましたよ。ゴールデンウイークが始まりましたが、散策を兼ねてこうした施設巡りをするのも良い教養体験になりますよね。