クラニオセイクラルは頭蓋骨の可動性についての研究から始まりました。頭蓋骨はココナッツのような硬いひとつの骨ではなくて、複数の骨が集まって成り立っています。だから本来はわずかながら動くようにできているんです。そうした性質を理解して、ストレス等で固まってしまった頭蓋骨をユルめるのがクラニオセイクラル(頭蓋仙骨療法)の目的です。
それで今回は眼球の動きとクラニオとの関係について学びましょう。
眼球は上下左右、かなり自由に動くことができますが、最近のスマホ生活で眼は一方向に固定されて、ほとんど動かしていない人が増えています。
眼球の後ろには視神経があって、脳幹に接続しているんですが、このルートは蝶形骨を通過するんです。蝶形骨っていうのは「こめかみ」の部分で眼球の後ろ側に位置しています。形状は非常に複雑で蝶々みたいな形をしているので「蝶形骨」という名前がついています。

眼球を動かすことによって、視神経と周囲の組織が軽いストレッチのように引き伸ばされますが、これによって蝶形骨に動きが生じます。
ところが前述のスマホ眼になると、視神経は動かず蝶形骨も固まって身動きができなくなる状態に陥ってしまいます。
これは眼鏡をかけている人にも同様なことが起こっています。眼鏡のかけっぱなしは眼を動かさないで、かわりに頭を動かす人がほとんどです。こうした習慣は視力をますます低下させる原因になるわけです。
そこで眼球の動きを使って、視神経⇒蝶形骨⇒脳幹のルートを活性、クラニオの内部調整をおこなうわけです。施術にはマイナス0.1mgタッチ、水面に触れるうな軽量の操作で蝶形骨に働きかけます。
たいへんデリケートな操作方法なので、他者にやる前にまずは自分の頭で練習しましょう。眼球をゆっくりと上に反転するように眉間のサードアイに向けながら、指先でこめかみの蝶形骨の周辺の骨に触れます。蝶形骨を直接動かそうとしてはいけません。
【注意】周辺の骨の解放をうながして蝶形骨をユルめる・・・鍵のかかったドアを開けようとしても、ドアは開きませんよね。それと同じ理屈です
蝶形骨がどちらに動きたがっているのか・・・注意深く指先の感覚でとらえて、その方向にうながしてあげましょう。
次に眼球を下向き、鼻先の方向に反転させます。そして指先で蝶形骨周辺に同様の操作をおこないます。

ちなみにヨガでは眼球をサードアイに向けることを「シュンビシ・ムドラー」といい、鼻先に向けることを「ナサグラ・ドリシュティ」といいます。こうした眼の方向性を使って深く瞑想に入ると、クラニオ内部で調整作用が起こりチャクラが覚醒します。
続きブログで「クラニオ内部調整~嗅覚神経ルートから延髄」公開中!
札幌スタジオではクラニオセイクラルの施術の他に技術指導も行っています。今回のブログのような高レベル、本格的な技術を習得するには解剖学のお勉強やエネルギー感覚に目覚めるトレーニングが必要です。
でも、そうした知識がなくても初心者が学べる操作法もあるので、その辺をまず体験してみるとよいでしょう。クラニオ・リズミックの動きを理解して、家族やお友達に簡単施術をしてあげてください (^^♪
