ハタヨガにはたくさんの柔軟系アサナがあります。体の柔らかい人は足の裏を後頭部につけたりだとか、足の裏を胸部につけることもできるようです。(写真はヨガマスターのBKS.アイアンガー師です。凄いですね~!)

私はどちらかというと体は固い方なので、とてもそんなアサナはできません。だからたいていは逆立ちとかのアームバランスをよくやります。でも今回はちょっと方向性を変えて柔軟系アサナをやってみましょう。ラクダのポーズです!
「このポーズのどこがラクダなのかね?」と言う人もいるかと思いますが、古代の卓越したヨギにはラクダに見えたのでしょう。なにしろ眉間のサードアイで世界を見ますから、通常の見え方とは違うわけです。

そこで今回のラクダのポーズを実践するにあたって、眼球を眉間に向けてサードアイに働きかけるんです!眼を使うと結果は驚くほど異なるものになるんです。
ラクダのポーズは初級アサナとして紹介されることが多いんですけど、それは体が柔らかい人の話で、固い背中の持ち主にとっては話が違う・・・拷問ですね。ですから決して無理に背中を反らせないで、腕を回転しながら慎重におこなってください。我慢大会にはならないように注意しましょう。
1)ヒザをついて体を直立します。このとき眼球を上に向けます。眉間というよりも大脳を下から見上げるようなニュアンスでやりましょう。慣れないうちは眼が緊張しますが、何度もやっているうちにリラックスしてきます。そしてサードアイの「場」が作られるんです。

2)次に左腕をゆっくりと回転します。それに合わせて背中も反らせるように動かします。動作中も眼球はサードアイに集中します。

3)背中が柔らかくなってきたら左手で左足をキャッチします。でも無理はしないでね。できなくても悪くありませんので安心してください。足をつかんだフリをすればそれで充分です。

4)続いて右腕を回転しましょう。眼球はサードアイです。お忘れなく。

5)背中が柔らかくなってきたら左右の手をそれぞれ足にキャッチします。このとき眼球を全開で上に反転させます。

これをクラニオ(頭蓋仙骨療法)の見地から考察してみましょう。眼球の後ろには視神経が伸びて延髄につながっています。
視神経は蝶形骨を通過しているので、このように眼球を上に反転すると、視神経に軽いストレッチがかかって蝶形骨を動かそうとする圧力が生じます。
これが硬膜にオーガニックな動きを発生して内部調整が起こるというわけです。これはまた、アレクサンダーテクニークのプライマリーコントロールの発動作用でもありますね。

ヨガのテクニックには眼球をサードアイに集中するのとは逆に、眼球を鼻先に向ける方法もあります。こちらもやはり視神経から蝶形骨に動きを生じるので、実践してみるとよいですよ。硬膜の動きを知覚できるようになります!
これであなたもラクダ人間になれるかも・・・?
