クラニオ(頭蓋仙骨療法)の技術トレーニング

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8月1日(金)~3日(日)は東京の六本木で、BODYワークの施術とレッスンを開催します。メインはクラニオ(頭蓋仙骨療法)とアレクサンダーテクニークですが、ご希望によりヨガやフェルデンクライスを応用したスパイラル運動もおこないます。

それでリクエストで多いのがクラニオの施術方法を学びたいというものなんですよね。でも、クラニオは本格的に習得するとなると頭蓋骨の骨組みの形状と配置、その他、基本的な解剖学の知識が必要なのでお勉強が必要になります。

とはいっても中には初心者でも簡単に理解して実践可能のテクニックも、そこそこあります。そういうわけで楽しみながら、今まではクラニオの膨張と収縮のリズミックな動きを紹介して教えていましたが、次回の東京レッスンでは、さらに延髄に働きかけるテクニックも同時に加える予定です。

延髄っていうのは中枢神経の一部です。脊髄は背骨を通る神経で、延髄はその上に位置する頭蓋骨に入った部分です。

だから脊髄も延髄も同じものなんですけど、位置的に区別すると延髄はクラニオ内部ということです。そして脳と脊髄は硬膜に覆われていて、内側は脊髄液で満たされています。

後頭部の底にある「ボンのクボ」は知っていますよね?その奥が延髄の入り口になります。ちなみにここは頭蓋骨と第一頸椎のジョイントで、アレクサンダーテクニークでもプライマリーコントロールのトリガーになっています。

クラニオの施術で後頭部に手を置いて、中指を「ボンのクボ」にマイナス0.1mgタッチで触れてみましょう。クライアントによっては筋肉が固まってガチンガチンに閉ざされている人もいますが、決してマッサージのように強く押したりしてはいけません。繊細デリケートな部分ですから、軽量のタッチを守っておこないます。

そして中指から意識のダイレクションを延髄に送りこむわけです。指先からはエネルギーが出ますけど、それをイメージ力で眉間に方向づけるんです。眉間はヨガのチャクラ、サードアイのある部位です。インドでヒンドゥー教の人がよくここに印をつけていますね。

そこをもう一方の手の中指で軽く触れます。水面タッチにしましょう。これを数分間、続けるとクライアントは不思議な体験をするんです。延髄の外側の硬膜が動いてクラニオ内部の調整が起こるんです。これと似たテクニックで「CV4」というのもありますが、効果と体験はずいぶん違うものになりますよ。

8月以降の今後の東京レッスンは
◎ 9月19日(金)~21日(日)
◎ 10月24日(金)~26日(日)
に開催します。

尚、札幌スタジオでは毎日開催していますので、北海道の人や、観光で来た人はこちらで体験してください。今の季節、北海道の気候は最高に気持ちが良いですからね!