アレクサンダーテクニークの学び方 (その2)

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それではどこをなでるのかというと、最初のエクササイズとしては背中の僧帽筋を覆っている皮膚がよろしいです。僧帽筋は後頭部から首、左右の肩へと広がっているヒトデみたいな形の筋肉です。これが柔らかく広がっていくように、皮膚をなでてあげましょう。

このとき顔と目線をしっかりと正面を向けます!下を向いてはいけません。

では開始、右手を使って後頭部から右肩・・・

続いて左手で後頭部から左肩・・・

さて顔と目線、下を向いていませんでしたか?

何度繰り返しても、やっぱり顔を下に向けちゃう人・・・
まったく馬鹿げていますが多いです。

次は肩が固い人には難しいかな?右手の甲を右肩甲骨の内側から始まって右横になでます。(顔と目線は正面ですよ!)

同様に左側でもおこないます。ポイントは限りなく優しく軽いコンタクトでなでることです。

ところがここでまた悪いクセが現れる・・・

「そんな物足りないやり方よりも、もっと強く深部の方をグリグリした方が気持ちがいいし、こっちの方が絶対に効果があるぞ!」

これは悪魔の誘惑です。残念ながらそちらの感覚に向かうとアレクサンダーテクニークは必ず失敗します。だから最初はレッスンを受けて、先生がどういう触れ方でなでるのかを体験するのが、やはり近道なんですよね。

(次回に続く)